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保険の部分床義歯とミラクルデンチャー


枚方市津田西町の奥田歯科医院です。

今年の1・2・3月は、いつもよりミラクルデンチャーを望んで来院される患者様が多くおられましたが、現在はコロナウイルスの影響なのか、少なくなっています。この機会に保険の部分床義歯とミラクルデンチャーを私なりに比較してみました。

○保険の部分床義歯 ●ミラクルデンチャー     

【維持】

○保険の部分床義歯は、歯にクラスプ[針金]をかけて義歯を維持する。

  • ミラクルデンチャーは、工夫された様々な維持装置を使って歯列全体で義歯を維持する。クラスプを使わないため一種のノンクラスプデンチャーである。

【維持を求める歯の位置】

○保険の部分床義歯は、歯を真横からみて一番出っ張った所[最大豊隆部]の少し歯肉寄りの所をクラスプ[針金]の弾力で維持する。

  • ミラクルデンチャーは歯と歯肉の境目辺りに維持を求めるため歯に負担をかけにくい。

【着脱方向】

○保険の部分床義歯は、上下方向に着脱する。

咀嚼する方向と同じなので、食べている時に義歯が動いたり外れかけることがある。

  • ミラクルデンチャーは、様々な方向から装着する。

咀嚼する方向と違うので、食べている時に動かない。外れにくい。

【適合性】

○保険の部分床義歯は作成のための型取りの材料や技工材料、操作上の多少の誤差がある。

  • ミラクルデンチャーは、多少の誤差を少なくするために口腔内でフィットさせるメソッドがある。そのメソッドは、歯肉がやせてフィットしなくなった時やゆるくなった時に対応することができる。

【大きさ・違和感】

○保険の部分床義歯は、ある程度の大きさは必要で違和感がある。

  • ミラクルデンチャーは、小さくすることができるため違和感が少なくなる。

【審美性】

○保険の部分床義歯は、クラスプ[針金]が見える。

  • ミラクルデンチャーは、見えないか、金属が少し見える程度であまり目立たない。

【咀嚼感】

○保険の部分床義歯は、多少浮き沈みや動く感じがする。

  • ミラクルデンチャーは、動かないため自分の歯のように感じ、良く咬める。

【価格】

○保険の部分床義歯は、3割負担で約4500~約10000円(税別)

  • ミラクルデンチャーは、150000円(税別)~

 

様々な項目で比較しましたが、ミラクルデンチャーは、フィット感が良く、歯と歯肉とミラクルデンチャーが一塊となり動かないため、違和感[装着感]・審美性・咀嚼感・歯を保護するという点で優れているのだと私は考えます。

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